昔からサイバーパンクな世界観に惹かれてしまいます。
整備された完璧な未来ではなく、湿度を帯びた光と影が混ざり合うような街。
ネオンの反射、張り巡らされた配線、看板の文字、どこからともなく立ちのぼる蒸気。
人の気配が濃くて、少し息苦しいのに、なぜか目が離せない。
そんな密度のある風景に心が惹かれます。
作品で言えば「ブレードランナー」
雨に濡れた路面に、看板の光が滲むあの街は、景色そのものが記憶に残ります。
未来のことなに、どこか懐かしさを感じる。
華やかさの裏側に静かな孤独があって、賑わいの中にぽつんと「個」が浮かぶ。
そのアンバランスさが、胸の奥をくすぐる感じがします。
「AKIRA」もまた、違う角度で心を揺さぶられます。
ネオ東京の夜は、ただ派手なだけではなく、秩序と混沌がせめぎ合っている。
巨大な都市のエネルギーが、音や色やスピードに変換されて、画面から溢れ出てきます
赤いテールランプの線、遠くの喧騒、張り詰めた空気。
現実ではありえないのに、妙に手触り感があるところが好きです。
そして、今は亡き九龍城。
実在した迷宮。
積み重なる建物、入り組んだ通路、光の届かない奥行き。
外からは塊なのに、中には生活の温度がある。
人の営みが都市の構造そのものになっているような、不思議な場所だったと聞きます。
生きている。
だからこそ、心がざわめくのかもしれません。
駅前にある福包酒場を目にしたとき、そんなことを思い出しました。。
この店の出で立ちはどこかサイバーパンクの入口のような雰囲気を纏っています。
光、色、賑わい。
看板の存在感や、漏れる気配が街に別の層を重ねているようです。
このネオンな感じ、たまらないですね。