ふと見上げた先に、淡い桜色が飛び込んできました。
まだ空気には冷たさが残しつつも、花の声だけが少し先の季節を連れてきたようで、足が止まりました。
気温も日に日に上がってきているようで、冬の輪郭が少しずつほどけ、春の気配が街のあちこちに漂いはじめています。
気づけば2月も、もうあと僅か。
年度末に向かうこの時期は、予定も気持ちも慌ただしくなりやすく、身体も季節の変わり目に合わせて静かに揺れ動いているように感じます。
いつもより疲れが抜けにくかったり、呼吸が浅くなったり。
そんな小さな変化を感じつつも、ふと目を凝らすと、嬉しい変化も見つかります。
日差しのやわらかさや、花の匂い、歩く速度が自然とゆっくりになる瞬間。
そういうものが、心を温めてくれます。
3月に入ると、春分の日があり、卒業の季節が訪れ、街の空気も少しずつ春の顔へ変わっていくのでしょうか。
お花見の話題も増えて、「今年はいつ頃が見頃かな」といった会話も聞こえてきそうです。
3月3日の夜には皆既月食もあるそうで、空を見上げる理由がまたひとつ増えました。
最近はとくに、月日の流れが早く感じます。
今年は、観る映画や聴く音楽のジャンルの幅を少し広げてみたり、お絵かきを始めてみたり、読書を嗜んでみたり。
観たいもの、聴きたいもの、やりたいことが増えるほど、時間がいっそう大切に感じられます。
できることをひとつずつ。
やりたいことをひとつずつ。
慌てずに、焦らずに。
季節が進むのと同じように、静かに歩幅をあわせながら、日々を重ねていきたいと思います。