『モアナと伝説の海』 映画を観るということ

2026.8.07

先日、『モアナと伝説の海』を観てきました。

今回の個人的な見どころは、何といってもドウェイン・ジョンソンの肉体美です。
それを見るためだけでも、足を運ぶ価値があります。
冗談のようですが、本気でそう思っていました。

ドウェイン・ジョンソンの魅力は、鍛え上げられた身体だけではありません。
可愛らしい笑顔、大きな身体を存分に使った感情表現。
コミカルで、どこか親しみやすい人柄。
この作品の中で、遺憾なく発揮されていました。
期待していた姿をしっかり見せてもらえて、大満足です。

主人公のモアナは、豊かな自然に囲まれた島で育った少女です。
しかし、ある時から島に異変が起こり、作物や魚が少しずつ失われていきます。
故郷を救うため、モアナは親から禁じられていた海へ出て、冒険の旅を始めます。

物語の面白さはもちろんですが、全体的に奥行きがある作品だと感じました。
どうやらポリネシアの神話や文化を背景にしているようで、そんな背景から来ている様に思いました。
衣装や装飾、船のつくり、歌や踊り。
画面に映るものの一つひとつに、その土地で受け継がれてきた背景を感じられる作品でした。

モアナは、危険だからという理由で、父親から海へ出ることを止められます。
それでも彼女は、故郷を救うために外の世界へ踏み出します。

その姿を見ながら、子どもが親の庇護から少しずつ離れ、自分の足で進んでいく過程のようにも感じました。
親の言葉を振り切ることは、単なる反抗ではありません。
そこまで育ててもらったものを抱えたまま、自分で決めた道へ進んでいく。そんな成長の姿が重なりました。

映画は、観る時期によって受け取るものが変わります。

子どもの成長が楽しみである一方、自立して少しずつ離れていくことには、やはり寂しさもあります。
そんな今の僕にとって、この作品は思っていた以上に心へ入ってくるものでした。

もし、自分が子どもの頃に観ていたら、どんな感想を抱いただろう。
新しい旅立ちに不安を覚えながらも、期待で胸をいっぱいにしているモアナに、今よりも強く自分を重ねていたのかもしれません。

作中には、モアナを見守る祖母も登場します。
いつか自分がもっと歳を重ねたら、今度はその姿に心を動かされるのでしょうか。
自分の人生を振り返りながら、子どもや孫が進んでいく姿を見守る。
今とはまた違った場所から、この物語を見る日が来るのかもしれません。

映画は、今の自分を映し出す鏡のような存在だと感じることがあります。

僕が映画に夢中になった最初のきっかけは、アクション映画でした。
主人公のように強く、格好よくなりたい。
今思えば、とても単純な憧れだった気がします。

そこから少しずつ、観る作品の幅が広がっていきました。
今ではアクションだけでなく、ホラー、SF、芸術性の強い作品、静かな人間ドラマまで、いろいろな映画に触れています。

最近の僕は、純粋な探究心に突き動かされて映画を観ているような気がします。
まだ知らない世界を覗いてみたい。
自分では考えつかないような表現に触れてみたい。
そんな気持ちで、次の一本を探しています。

未来の僕は、どんな作品を観て、何を感じているのでしょうか。
同じ映画を観ても、今とはまったく違う感想を抱くのかもしれません。

そうやって、作品と一緒に自分の変化を確かめていけることも、映画を観る楽しみのひとつなのだと思います。

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レン・ヤジマ

整体サロン『リーン』