博物館には、小さい頃によく連れて行ってもらいました。
自分の知らない世界を覗くことは、ただそれだけで楽しくて、いつも少しわくわくしていたのを覚えています。
幼い頃に感じた楽しさというのは、不思議と色あせません。
今でも博物館へ行くと、その頃の感覚が戻ってくるようで、心が踊りだします。
展示を眺めながら、自分はこういうものに惹かれるのかと、あらためて気づかされることがあります。
幼少の頃の記憶は、思っている以上に長く残るものです。
もしかしたら、ずっと残り続けているのかもしれません。
そして案外、その中に本当の自分が隠れているような気がします。
過去の自分が、今の自分をつくっている。
そう感じる場面は、日々の中にも意外と多くあります。
だからこそ、明日の自分のためにも、今日の自分を少しずつ整えていきたい。そんなことも思います。
今度の上野では、国立科学博物館で特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」が開かれるそうです。
力、毒、電気など、生き物たちが生き延びるために獲得してきた能力を、さまざまな角度から見せてくれる展示のようで、その言葉だけでも心が惹かれます。
生き物の進化は、驚くほど理にかなっているように見える一方で、
ときになぜ、この形に辿り着いたのだろうと、奇想天外に感じる存在にも出会います。
ですが、そうした自分の理解の枠から外れたものに触れることもまた、博物館の面白さのひとつなのだと思います。
今回の展示も、都合がつけば足を運んでみたいと思っています。
知らない世界を覗くこと。
それは今でも、私にとって変わらない楽しみのひとつです。